ナイアンティック計画で起きた、実験中の大規模なXM漏出事故と、それに続く一連の出来事の総称です。

2012年11月30日(日本時間12月1日)、ナイアンティック計画のオリバー・リントン=ウルフ博士はパワーキューブの出力実験を強行し、その結果暴走したパワーキューブから大量のXMが漏出しました。同じCERNの研究施設内にいた研究者たちは、XMの大量被爆によって一時的に狂騒状態に陥り、様々に奇異な行動をとり始めました。このときの被爆で、研究者全員がセンシティブ(XM由来の特殊能力者)の力を発現させており、このことから「啓示の夜」と呼ばれるようになりました。

この事故の混乱に乗じて、プロジェクト・メンバーであったデヴラ・ボグダノヴィッチ博士と、彫刻家ローランド・ジャービスはCERNを脱出しましたが、国家機密である研究が漏洩することを恐れたNIAの追跡によって、チューリッヒ駅前で2人が射殺されました。

ところが遺体を調べてみると、デヴラだと思われた女性は替え玉で、本物のデヴラは生きて逃げ延びていました(この逃走劇には、裏でADAの手引きがあったようです)。一方ジャービスは死亡していましたが、この時何らかのXM事象が起きて、ジャービスの精神はポータル・ネットワークの中で生き延び、後に再び復活を遂げています。

イングレス・ストーリーの全ての発端となった事件ですが、詳細な部分については未だ多くの謎が残されています。